紅麹(べにこうじ)は

 

コレステロールを下げるには紅麹(べにこうじ)がよい?

 

麹は、酒や味噌などの原料として使用され製造に大きく関わる存在です。栄養素を豊富に含むことで古くから親しまれています。また、健康食品にも麹は使用されています。一般的に麹といえば黄麹が知られていますが、紅麹もあります。

 

紅麹は中国においては主に紹興酒の原料となっています。

 

紅麹カビの成分にはモナコリンKと呼ばれるコレステロールを下げる作用のある成分があることで注目されるようになり紅麹に関係するサプリメントは国内において複数の健康食品メーカーから販売されています。しかし、このような評判の高さがある一方で健康に害することもあることも指摘されています。そのため注意喚起が行われています。

 

紅麹がどうしてコレステロール値を下げるのかについてですが、モナコリンKはコレステロールを合成する経路の段階においてHMG?CoAからメバロン酸への還元反応を起こす酵素としてHMG?CoAレダクターゼが挙げられます。モナコリンKの果たす役割としては、この酵素の作用を阻害する効果があります。合成が抑制されることによって肝細胞膜にあるLDL受容体が増加して血中コレステロールを取り込んだ結果、血中コレステロール濃度を低下させることができるという仕組みです。また血圧を調整したりもできます。

 

その一方で人によっては紅麹を摂取すると健康を害する可能性があることが分かっています。摂取を避けるべき対象としては、妊娠または授乳中の女性の場合や子供・青少年・70歳以上の高齢者・持病を抱えている人など多岐にわたっています。さらにグレープフルーツを多く摂取する習慣がある人も紅麹とは相性が悪いことも分かっています。

 

具体的な症状としては肝機能障害や筋障害が挙げられます。肝機能障害は紅麹のサプリを摂取したあとに肝炎を引き起こし発熱や吐き気などさまざまな症状が出て長期間苦しんだ例が報告されています。また、広範囲の筋肉痛を起こしたりすることもあります。妊娠中の人が摂取した場合には催奇形性を引き起こす報告例があり、服用については充分に注意してできれば医師と相談したほうが良いでしょう。